電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
1月13日 120113_01 パナソニック デバイス 受動部品 コンデンサ 一般産業用

面実装型導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ


 パナソニック デバイス社(小林俊明社長)は、125度C4千時間保証の面実装タイプ導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ「V形ZCシリーズ」を開発し、4月に月産200万個で量産を開始する。サンプル価格は100円/個から。

 業界最長の長寿命特性を実現し、自動車電装機器、情報・通信機器、産業用電源などのDC/DCコンバータや、スイッチング電源の電源平滑回路用などに供給する。

 V形ZCシリーズは、電解質に導電性高分子(導電性ポリマー)に電解液を加えた独自のハイブリッド化技術を改良。電解液の低蒸発化技術、導電性高分子の熱劣化低減技術を開発し、保証温度を従来の105度C5千時間から125度C4千時間へ高めた。同社従来品のアルミ電解コンデンサに比べ、約2倍の耐久性を実現した。

 また、耐電圧はアルミ電解コンデンサと同等の25―63V。ESR20―120mΩ(100キロヘルツ/20度C)と、同社従来アルミ電解コンデンサより約90%低減。導電性高分子アルミ電解コンデンサに匹敵する100―300キロヘルツ 高周波帯域での低ESR特性を確保した。500―2千mA(100キロヘルツ /125度C)の高リプル電流と併せて超小型サイズで達成した。静電容量範囲は10―330μF、カテゴリ温度範囲はマイナス55―プラス125度C。

 導電性高分子のアルミ酸化皮膜の修復能力が低いことによる漏れ電流や、実装時のはんだリフロー後に漏れ電流が増えるという課題を独自のハイブリッド化技術、新材料技術、新プロセス技術で解決。0.01CV、または3μA以下の低漏れ電流を実現している。同社従来品の巻回形導電性高分子コンデンサに比べ20分の1に低減した。待機時に流れる漏れ電流を抑えることができ、消費電力の低減や各種機器の動作安定化が図れる。

 φ5.0×高さ5.8ミリメートル、同6.3×5.8ミリメートル、同6・3×7・7ミリメートル、同8.0×10.2ミリメートル、同10.0×10.2ミリメートルの5サイズ。


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