多様な電源に対応したリアルタイムクロックモジュール

　セイコーエプソンは、一次電池、二次電池、キャパシタなど、多様な電源に対応したリアルタイムクロックモジュール「RX―4035SA/LC」「RX―8035SA/LC」を開発、７月末からサンプル受注を開始する。

　新製品は、あらゆる電子機器の低消費電力化と高精度な時刻情報のためのデバイス。

　リーク電流や電圧降下が極めて小さく、電池のパワーを最大限に発揮させる電源切り替え機能を内蔵している。また、夜間や休日、停電時などのシステムダウン中でも、防犯信号や緊急信号の発生時刻を記録するイベントレコーダ機能も搭載している。

　このほか、デュアルアラーム、クロック出力を搭載し、計時消費電力は、SAパッケージタイプが350nA、LCパッケージタイプが400nAを実現した。

　時計精度は常温環境で月差13秒相当と1分相当の二つの精度から指定できる。 　パッケージは、従来製品に比べて体積で約25％、面積で約30％小型化した。