セラミック部材採用のプラネタリギアヘッド「GP16C]

　マクソンジャパン（東京都新宿区）は、従来比で約２倍のパワーを実現したプラネタリギアヘッド「GP16C」を販売開始した。

　GP16Cは、セラミック部材を使用した直径16ミリメートルのプラネタリギアヘッド。連続最大トルクが600mNm、断続最大トルクは１Ｎｍ近くにまで達し、旧バージョンで提示された値の2倍を達成した。

　先端技術を用いて自社で生産したセラミック部材は、100万を超える事例に実証されるように、部品の摩耗特性を著しく改善した。これにより、一層の長い耐用年数や高い連続トルク、高い断続トルク、高い入力速度が望める。

　GP16Cギアヘッドでは、推奨入力回転数を8千から1万2千rpmに増加させることが可能。同ギアヘッドはモジュラシステムの一部で、1―5段、および4.4対１から4592対１まで合計20の異なる減速比で利用できる。

　1段バージョンの連続最大トルクは200mNm、５段バージョンは600mNm。断続トルクは300mNmおよび900mNm。プリロードボールベアリングにより、調節された出力軸は遊びがない。

　取り付け方法を改善し、13ミリメートルのピッチ円径の上に六つのＭ２のねじ穴を持つ。

　同ギアヘッドは、7種のマクソンモーターと組み合わせが可能。様々なモーター巻線、および２０の異なる減速比で、広範囲に及ぶ組み合わせを提供する。

　同社は、スイスの産業用モーターメーカー、マクソンモータ社の日本法人。