温度計測など向け2チャンネルの高精度CMOSオペアンプ「AK2970」

　旭化成エレクトロニクスは、ブリッジアンプや温度計測、ストレンゲージアンプなどの用途向けに、２チャンネルの高精度ＣＭＯＳ　ＯＰ―ＡＭＰ「ＡＫ２９７０」を開発した。
　ＡＫ２９７０は、電源電圧１３.２Ｖ（ｍａｘ）に対応した高精度ＣＭＯＳ　ＯＰ―ＡＭＰ。ゼロドリフトタイプのＯＰ―ＡＭＰのため、入力換算オフセットがプラスマイナス２０μＡ（ｍａｘ）と非常に小さく、温度ドリフトもプラスマイナス５０ｎＶ／度Ｃとほぼゼロに抑えられている。一般的なＣＭＯＳ　ＯＰ―ＡＭＰと同様、入出力フルスイングに対応する。
　チョッパークロックの切り替わり時にアンプの特性が変化するという従来品の欠点を解消した。ＮＵＬＬアンプを２個持ち、チョッパークロックが切り替わっても常にどちらかのＮＵＬＬアンプがＭＡＩＮアンプを駆動しているため、非常に安定なオフセット特性、ノイズ特性を実現する。
　動作電圧範囲は４.５―１３.２Ｖ。消費電流５ｍＡ　ｍａｘ。パッケージはＭＳＯＰ８。動作温度範囲マイナス４０―プラス１２５度Ｃ。