電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
9月14日 120914_02 太陽誘電 受動部品 コンデンサ 一般産業用

85度C動作のシリンダ型リチウムイオンキャパシタ


 太陽誘電は、高エネルギー密度、長寿命を特徴とするスーパーハイエンド商品であるシリンダ型リチウムイオンキャパシタの使用温度範囲の上限温度を85度C引き上げ、高温対応を実現した。子会社の太陽誘電エナジーデバイスで、月産10万個体制で量産を開始。

 サンプル価格は「LIC1235R3R8406」が500円、「LIC1840R3R8107」が1000円、「LIC2540R3R8207」が2千円となっている。

 新製品は、スマートグリッドに使用される集中検針システムやスマートメーター本体のバックアップ用電源、SSDストレージサーバーなどの瞬停バックアップ用途に使用するもの。今回キャパシタの構造を最適化することで、使用温度範囲の上限温度を、最大使用電圧3・8Vでは70度Cに、3・5Vでは85度Cに向上させた(従来はいずれも60度C)。

 集中検針システムやスマートメーターは屋外で使用されるため、搭載する部品には高い温度での動作に対応する必要がある。従来のシリンダ型リチウムイオンキャパシタは使用温度範囲の上限温度が60度Cまでしか対応しておらず、より高温での動作に対応することが求められている。

 そこで同社では、シリンダ型リチウムイオンキャパシタの構造を最適化することで信頼性を向上させ、サイズや静電容量、内部抵抗はそのままに、使用温度範囲の上限温度を70度Cに向上させたほか、最大使用電圧3.5Vであれば、85度Cでの動作に対応した。


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