100万画素の高解像度車載用カメラモジュール

　SMKは、１００万画素の高解像度車載用カメラモジュールを開発、販売開始した。

　従来の車載用カメラモジュールは、３０万画素が主流だが、ディスプレイの大型化やレーン認識などセンシング機能の搭載に伴って高解像度の車載用カメラモジュールの需要が高まっており、また、トンネルの出入り口など照度の異なる環境での使用に対応するためハイダイナミックレンジ（ＨＤＲ）の製品も求められている。

　新製品は、デジタル出力を採用して良好なＥＭＣ性能を実現し、１００万画素ＹＵＶ４２２デジタル信号を非圧縮３０ｆｐｓで出力が可能。自社光学設計によりレンズを最適化した、高解像度で歪みの少ない水平角度１６０度の広角レンズを採用している。

　ＨＤＲ機能付きセンサーの採用で、照度の異なる環境での撮像性能に優れる。デジタル出力のため、様々な画像アプリケーションに対応可能。電子部品は全てＡＥＣ―Ｑに適合。省電力設計により、消費電流８５ｍＡ　ｔｙｐを実現した。

　用途は車載ビュー／センシングカメラ、セキュリティカメラなど。v 　主な仕様は、イメージセンサーは１／２.７インチＣＭＯＳ。外形サイズは３０×３０×高さ３０ミリメートル。有効画素数１２８０×８００（ＷＸＧＡ）。フレームレートは３０ｆｐｓ　ＭＡＸ。使用温度範囲-４０―+８５度Ｃ。防水／防じん性能ＩＰ６７。ＩＲＣＦは、Ｃｕｔ―ｏｆｆ　６５０ｎｍ（５０％）。水平画角１６０度。出力形式はＬＶＤＳ。