ハイエンドサーバー向けヘッダーおよびケーブルソリューション

　日本モレックス（神奈川県大和市）は、コンピュータやテレコム用ハイエンドサーバー用途向けに、ヘッダーおよびケーブルソリューション「ＥＸＴｒｅｍｅ　Ｇｕａｒｄｉａｎコネクターシステム」を発表した。

　同システムは３極電線対基板用コネクタで、１極当たり最大８０.０Ａの高電流に対応可能。ＰＣＢヘッダーはセンターラインピッチ１１.００ミリメートルと狭小で、ＰＣＢの使用スペースを大幅に節減できる。ケーブル間クロストークを低減し、外部ノイズ耐性を向上するＥＭＩシールドのオプションを用意した。

　ＥＸＴｒｅｍｅ　ＧｕａｒｄｉａｎのＰＣＢヘッダー製品は、電源装置ホットスワップが可能なファーストメイト・ラストブレイク嵌合方式の埋め込み端子により、ネットワークのダウンタイムを低減。このほか、インサート成形による正確な配置、簡単かつ確実な嵌合が可能なヘッダーハウジングフランジ上のねじ付きナット、基板上コネクタの正確なスルーホール配置が可能な位置決めボスなど独自の特徴を備える。

　同ケーブル製品は、最大６００Ｖの高電圧に対応し、電圧降下や�T２Ｒ損失を最小化する。そのほか、ケーブルにオーバーモールドされた最小抜去力１.５ｋｇｆのジャッキねじ、全方向で最小引張力９.９８ｋｇｆに対応の外装一体型ストレインリリーフ、ケーブルを偶発的な抜けや断線から守るセカンダリ・ターミナルロックなどの機械的特徴を持つ。

　同製品は、２月に開催された米デザインコン展のコネクタ技術およびコンポーネンツ部門で「２０１２ＤｅｓｉｇｎＶｉｓｉｏｎアワード」を受賞した。