オンラインでカスタマイズが可能なDCモーター製品群

　マクソンジャパン（東京都新宿区）は、ユーザーがオンラインでモーターをカスタマイズできる新しいＤＣモーター製品群「ｍａｘｏｎ　�]　ｄｒｉｖｅｓ」を１３日から販売開始した。

　同社のＨＰでユーザーがＤＣモータープラスギアヘッドプラスエンコーダを自由に組み合わせ、各種のカスタマイズを指定したうえで発注できる。これにより、「短納期化や低価格化、柔軟なカスタマイズ製品の対応が可能となる」（同社）という。

　対象製品群は、ＤＣモーターは「ＤＣＸ１０（φ１０ミリメートル／１.５Ｗ）」「ＤＣＸ２２（φ２２ミリメートル／５.５Ｗ／１４Ｗ）」「ＤＣＸ３５（φ３５ミリメートル／８０Ｗ）」。ギアヘッドは「ＧＰＸ１０（φ１０ミリメートル）」など３種類。エンコーダは「ＥＮＸ１０ＱＵＡＤ」など３種類。

　ユーザーはこれらのラインアップから希望の製品（単品・組み合わせ）を選ぶことができ、さらに各種のカスタマイズ（軸長、軸の形状、取り付け寸法、ケーブル長、コネクタなど）を設定できる。カスタマイズした製品は２Ｄ／３Ｄの図面で確認後、発注することができる。

　ユーザーが直接マクソングループのスイス本社に発注できるのは、１個から４９個までの小ロットが対象（５０個以上の場合は別途、マクソンジャパンにより見積もり）。発注からの納期は実働２週間ほどの予定。

　今回のオーダーシステムは、既存製品には適用しないが「今回の反応を見ながら、今後の新製品での適用を考えていく」（船所匡司社長）方針。

　マクソンジャパンは、同オーダーシステムによる販売比率を全売上高の１５％程度まで高めていく計画で、「特に当社が強みを持っている、学校関係や公立研究機関関係などを大きなターゲットと考えている」と船所社長は話す。