インジケータ機能搭載の非常停止用押ボタンスイッチ

　IDECはインジケータ機能を搭載し、操作性を追求した非常停止用押ボタンスイッチ「φ２２　ＸＷシリーズ（インジケータタイプ）」を１８日から発売した。

　工作機械、ロボット、各種機械装置、操作盤、各種機械の操作盤などに供給する。税別価格２３７０―４１２０円。３年後に年間で１０万台の販売を目指す。

　メカニカルインジケータ機能を搭載し、離れた場所からでも接点のオン／オフ状態を簡単に確認できる。メンテナンス時間軽減と作業性を向上した。丸みを帯びたデザイン形状で、ちりやほこりが付着しにくい作業現場での衛生面と快適な操作感を両立させたフォルムデザインを採用した。

　また、スイッチの接点部から接点ユニットを外す際にカムによる直接開路動作機能が働き、メーン接点（ｂ接点）を遮断するセーフブレイクアクション機能を装備している。押しボタンが押されていないノーマル状態より、押しボタンが押されロックした状態での内部エネルギーが低いため、過度な力や衝撃によりスイッチが破損した場合、メーン接点をオフに移行させるセーフティポテンシャル構造を採用した。

　メーン接点（ｂ接点）ＤＣ３０Ｖ／２Ａ、ＡＣ１２５Ｖ／５Ａ、ＡＣ２５０Ｖ.３Ａ（抵抗負荷）。モニター接点（ａ接点）ＤＣ３０Ｖ／２Ａ、ＡＣ１２５Ｖ／１.２Ａ、ＡＣ２５０Ｖ／０.６Ａ。TUV認証、欧州規格適合、ＵＬ認証、ＵＬ／Ｃ―ＵＬ認証、ＣＣＣ認証。

　直接開路動作機能や操作時には、押しボタンのロックと同時に接点が働くセーフティロック機構など、国際規格で求められている要件を満たした。照光式タイプも取りそろえた。