世界最小サイズのARM「M0＋搭載マイコン

　フリースケール・セミコンダクタ・ジャパンは、世界最小サイズのＡＲＭコア搭載マイコン「Ｋｉｎｅｔｉｓ（キネティス）ＫＬ０２」を発表した。３月から特定顧客向けサンプル出荷を開始し、７月に一般向けにサンプル提供する。価格は１０万個購入時０.７５ドル。

　新しいマイコン「ＫＬ０２」は、１.９×２.０ミリメートルサイズ（ＣＳＰパッケージ）で、競合のＡＲＭコア搭載マイコンと比べても２５％程度小型化したという。

　搭載するＡＲＭコアはＡＲＭ　Ｃｏｒｔｅｘ―Ｍ０+で、ビット操作エンジンにより、高速でコード効率に優れたビット指向の演算を実現する。

　動作電圧は１.７１―３.６Ｖ。３２キロバイト容量のフラッシュメモリー、４キロバイト容量のＲＡＭを搭載し、高速１２ビットＡＤコンバータ、高速アナログコンパレータを備える。インターフェイスは、ＵＡＲＴ、ＳＰＩ、　２ＩＣを搭載する。

　ポータブル民生機器、無線センサー端末、ヘルスケア用センサー機器などの用途を見込んでいる。