電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
1月24日 140124_01 ローム ユニット 電源・アンテナ・高周波部品 移動体通信機器用

従来比で約47%小型化した超小型Wi-Fi無線LANモジュール


 ロームは、同社従来品の性能を維持したまま約47%小型化した超小型Wi―Fi無線LANモジュールを開発し、今月から量産を開始する。無線LAN通信に必要なベースバンドLSI、アンテナ、コネクタなどのハードウエアからソフトウエアまで全て取り込んだオールインワンタイプ。国際標準規格IEEE802.11b/g/n/iに準拠。電波法認証取得済み。(1面参照)

 小型の量産機器から、ドライバー開発など開発力やコストが課題で無線LAN機能の搭載をあきらめていた少量多品種の産業機器まで、幅広い機器の無線LANニーズに応えた。

 従来品同様、チップワンストップ、ディジ―キィ、アールエスコンポーネンツのネット商社で1個から購入できるWeb販売体制も整えている。サンプル価格6700円/個。当面、月産3万―5万個で量産する。ベースバンドLSIは前工程をローム浜松で、後工程をフィリピン工場で行う。ローム・アポロ(福岡県)でモジュールにする。

 新開発のアンテナ内蔵タイプの超小型Wi―Fi無線LANモジュールは「BP3595」。モジュールサイズを15.3×27.6ミリメートルと、同社従来品より約47%小型化した。自社開発のベースバンドLSI、べースバンドLSIを動かすファームウエアを搭載。ハードウエアからソフトウエアまでブラックボックスがないため、充実した開発サポートが可能。

 世界中のAP(市販Wi―Fiルーター)との接続試験を実施。最高水準のコネクタビリティを実現した。日本および北米の電波法認証を取得済み。アンテナなしタイプの「BP3580」も日本電波法認証取得済みのため、容易に認証を取得できる。電源内蔵のため単一3.3V供給で駆動。動作温度もマイナス40―プラス85度Cと広範囲。高信頼性が求められる産業機器でも安心して使える。

 ソフトウエアもロームオリジナルのデバイスドライバーを搭載。無線LAN規格に準拠した認証・暗号化処理ソフトウエアのサプリカントに加えてTCP/IPプロトコルスタックも内蔵。サプリカントはモジュール側に格納した。

 APファームではDHCP Server、WPS Registarに対応。STAファームではDHCP Client、WPS Enrolleeに対応。UART、USB/SDIOのインターフェイス評価ボードも用意した。


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