電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
5月5日 140505_01 インターシル 半導体集積回路 汎用リニアIC 一般民生用

マルチセル・リチウムイオン・バッテリ向けハーフ/フルブリッジ・ドライバー


インターシルの「HIP2103/04」

 米インターシルはこのほど、動作電圧範囲が5Vから50Vのマルチセル・リチウムイオン・バッテリ製品のバッテリ駆動時間と製品寿命を大幅に延長する、業界初の小サイズ・ハーフ/フルブリッジ・ドライバーを発表した。

 新製品のHIP2103とHIP2104は、三つのトポロジー設定が可能で、ハーフブリッジ、フルブリッジ、3相から構成されるモーター駆動機器に対応できる。

 先進的な安全機能により、リチウムイオン・バッテリの損傷と劣化の主な原因であるインダクタンスの電圧キックバックを防止する。

 また、独自のパワーマネジメント制御により、業界最小のスリープモード電流を可能にしており、デバイス不使用時と待機時の消費電流を最小化する。

 さらに、HIP2104はバッテリからの直接バイアスが可能なLDOレギュレータや、外付けダイオードを不要にするブートストラップFETを内蔵している。

 携帯型医療機器からハンドヘルド電源ツール、ホーム・オートメーション製品など、広範な用途で、バッテリ駆動時間と製品寿命の延長、信頼性の向上への要求が強まっている。

 HIP2103/04は長いバッテリ駆動時間と製品寿命、高い信頼性を要求されるバッテリ電源機器向けに開発した。

 独自のマネジメント制御により、スリープモード時の消費電流を8μA未満に抑え、バッテリ消費電力を低減できる。

 HIP2104は外部負荷用の2個のリニア・レギュレータ、ブートストラップFET、スイッチ・デバウンサ(VDenとVCen)を内蔵、外付け部品点数を最小化する。高集積化により、BOMコストとサイズの低減のほか、設計とパワーアップ・シーケンシングを簡素化した。

 パッケージは、超小型の3×3、4×4ミリメートルの薄型デュアル・フラット・ノーリード(TDFN)を採用している。

 HIP2103/2104は、現在量産出荷中で、1千個受注時の単価は各0.80ドル、0.95ドル。


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