電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
6月10日 140610_01 アルプス電気 接続部品 スイッチ・リレー・ヒューズ 移動体通信機器用

防じん防水規格対応モバイル機器向けタクトスイッチサイドプッシュタイプ


タクトスイッチサイドプッシュタイプ
「SKTDシリーズ」

 アルプス電気は、スマホ用タクトスイッチ事業で積極的な拡大を目指す。同社はスマホなどのモバイル機器向けに、タクトスイッチサイドプッシュタイプ「SKTDシリーズ」(IP67対応)を開発、製品ラインアップに追加した。スマホ用サイドプッシュスイッチのマザー基板への直接マウントに対応し、低背かつ好フィーリング、長寿命、防水性能などを兼ね備える。

 同社は、タクトスイッチ事業では、微細加工技術や微細組み立て技術などを強みに、小型・薄型製品のラインアップを充実させており、ワールドワイドで高いシェアを確保している。13年度もタクトスイッチ事業売上高が好調に拡大した。

 スマホ用プッシュスイッチは、ハイエンド端末ではフレキ基板などの子基板を介して接続するケースが多い。これに対し「ローエンドスマホなどでは、部品点数削減のため直接マザー基板に実装するニーズが強く、その際に低背型サイドプッシュスイッチへのニーズが顕在化していた」(同社営業本部)とし、製品ラインアップを拡充した。

 新製品は、基板からのスイッチ高さを1.55ミリメートルに抑えたことで、セット製品の小型・薄型化に貢献。表面実装タイプとして構造を最適化したことで、優れた実装強度を確保するとともに、好フィーリングと長寿命を両立した。加えて、独自の機能設計技術を応用した接点密閉構造で、小型ながら防じん防水規格IP67に対応している。

 実装強度向上のため、基板実装時に2本の枠足が基板の穴に挿入され、それをはんだ付けする構造を採用。「これによりスイッチをはんだ付けした後に、何らかの力で剥離することを防止できる」(営業本部)。

 同製品は、基板に直接配置できる表面実装タイプであるため、スイッチと基板の接続にフレキやサブ基板が不要で、セット設計のコストダウンにも貢献する。

 基板に対して水平方向に操作できるホリゾンタルタイプで好フィーリングを実現。動作寿命は20万回。外形サイズは3.9×2.9×取り付け高さ1.55ミリメートル。

 SKTDシリーズは、既に量産を開始しており、生産は角田工場(宮城県角田市)および韓国アルプス(光州広域市)で月産500万個を計画する。

 同社では、今後も、スマホやウエアラブル端末などのモバイル機器向けに、タクトスイッチの製品バラエティ拡充を推進し、グローバルでの事業拡大を目指す。


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