アクティブ出力放電を備えたリニア・レギュレータ

「ＬＴ３０６３」製品イメージ

　　リニアテクノロジーは１７日、アクティブ出力放電を備えた、高電圧、低ノイズ、低ドロップアウト電圧のリニア・レギュレータ「ＬＴ３０６３」の販売を開始した。

　新製品は、Ｅ／Ｉグレード・バージョン（動作温度範囲マイナス４０―プラス１２５度Ｃ）、高信頼性のＨグレード・バージョン（同マイナス４０―プラス１５０度Ｃ）、軍需用のＭＰグレード・バージョン（マイナス５５―プラス１５０度Ｃ）がある。

　８ピン２×３ミリメートルＤＦＮパッケージとＭＳＯＰパッケージで供給され、１千個時の参考単価は、ＥグレードのＤＦＮおよびＭＳＯＰパッケージ・バージョンが１.６７ドルから。

　最大２００ｍＡの連続出力電流を供給し、最大負荷時のドロップアウト電圧は３００ｍＶ。入力電圧範囲が１.６―４５Ｖと広く、出力電圧を０.６―１９Ｖの範囲で調整できる。出力電圧の許容誤差は入力、負荷、温度の全範囲にわたって２％と高精度を維持する。

　新製品は、動作時間の最適化を必要とするバッテリ駆動の携帯型システムや車載用電源、産業用電源などのアプリケーションでの使用に最適。

　また、逆バッテリ保護、逆電流保護、フォールドバック付き電流制限、熱制限などの保護機能を備えている。