高速で大量画像信号を伝送できる車載LVDS用コネクタ

上左「ＣＭＳ１９００」　　　右「ＨＰＣ１９００」 　下左「ＣＭＳ１９００」　　　右「ＨＰＣ１９００」

　ホシデンは、高速で大量の画像信号を伝送できる車載ＬＶＤＳ用コネクタを開発した。

　車載カメラの画像伝送やビデオ画像の後部座席ディスプレイへの伝送用に供給する。国内自動車メーカーでも採用認定された。１５年度から電装機器メーカーに納入する。７月からサンプル出荷、１５年４月に販売を開始する。月産１０万個の予定。

　ＬＶＤＳ（Ｌｏｗ　Ｖｏｌｔａｇｅ　Ｄｉｆｆｅｒｅｎｔｉａｌ　Ｓｉｇｎａｌｉｎｇ）は、短距離用デジタル有線伝送技術の一つの小振幅差動信号方式。小振幅、低消費電力で比較的高速の差動インターフェイス。リアエンターテインメント、アラウンドビューなどの車載向け画像伝送用にも採用されている。

　開発したＬＶＤＳ用コネクタは、ライトアングル型レセプタクル「ＣＭＳ１９００」、バーティカル型レセプタクル「ＣＭＳ１９０１」、プラグケーブル「ＨＰＣ１９００」、中継ソケットケーブル「ＨＰＣ１９０１」。ＬＶＤＳ／ＵＳＢ２.０信号に対応。誤挿入防止のキー形状を６種類準備した。

　▽差動インピーダンス　１００Ω１５Ω
　▽絶縁抵抗　１００ＭΩｍｉｎ（５００ＶＤＣ）
　▽耐電圧　５００ＶＡＣ１分間
　▽最大定格　３０ＶＡＣ／２.１Ａ。