電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
10月3日 141003_03 NECトーキン 受動部品 インダクタ・トランス 一般民生用

高性能フェライト(S18H材)を使ったコモンモードチョークコイル


NECトーキンのコモンモードチョークコイル
「SSRH24NHシリーズ」

 NECトーキンは世界最高水準の透磁率を持つ高性能フェライト「S18H材」を使った新型コモンモードチョークコイル「SSRH24NH/30NHシリーズ」を開発した。薄型テレビ、OA機器、デジタル家電など、幅広い電源に適する。7日から千葉・幕張メッセで開催されるCEATEC JAPAN 2014に出展する。

 新製品で使用したフェライトS18材は、材料の性能を示す初透磁率が一般的なノイズ対策用フェライトのμ1万に対して、1.6倍に当たるμ1万6200まで高めた。また、これまでコモンモードチョークコイル向けとして高性能フェライトとしていた「S15H」のμ1万3500以上の特性を得ている。

 このS18材を使用して開発した新しいコモンモードチョークコイルはコアの形状、製品構造の最適化により、同特性において従来のS15材使用のコイルに比べ、30%の高インダクタンス、30%の小型化を実現している。直流損失も低減しており省エネにも貢献する。

 SSRH24NHは5A、SSRH30NHは10A。

 一般に、チョークコイルを大きくせずにインダクタンス値を上げるには、使われる銅線径を細くして巻数を多くする。その場合、定格電流が下がり直流抵抗も上がってしまう。

 同社はチョークコイルのコアに高透磁率、高抵抗のノイズ対策用フェライトS18H材を使用し、磁気回路、製品構造を高密度化することで小型、高インダクタンス、低直流抵抗を実現した。


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