電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
12月25日 141225_02 サクマアンテナ ユニット 電源・アンテナ・高周波部品 デジタル情報家電用

業界最小サイズの平面型屋内用地デジテレビのアンテナ


サクマアンテナの「SharkTooth」

 サクマアンテナ(東京都港区、作間正雄社長)は、地上波デジタル放送のテレビ用屋内アンテナ(製品名=Shark Tooth)を販売開始した。平面型の屋内用では業界最小サイズ(縦115×横200×厚さ1ミリメートル)でフルセグに対応し、かつアンプなどの増幅器なしで放射利得最大5.2dBiの高利得を実現する。特許出願済み。

 重量50グラムと軽薄なため、デスク回りや窓ガラスなど手軽にセットできる。屋外アンテナとそん色のない映像を視聴可能。希望小売価格は8800円。初年度販売目標は1万台。

 近年、タブレットなど移動可能な映像機器が拡大しており、携帯電話、ポータブルテレビやタブレット、PCと接続してテレビを視聴する環境の提供が市場から望まれている。映像機器にテレビチューナが搭載されていない場合は、市販のテレビモジュールを購入しても相性は良い。次期製品としてアンテナ本体にチューナ搭載タイプも計画中。

 同社は防衛大学校・森下研究室と15年前から広帯域アンテナを共同研究している。今回発売のアンテナはその研究成果の一環で、受信周波数帯域は470メガヘルツから5400メガヘルツまで使用でき、広帯域特性を地上波デジタル放送用にチューニングして発売するもの。今後も同技術をさらなる帯域へ広げていく予定。

 用途は屋内テレビやタブレットなどで、タブレット用ケースカバーへの内蔵も可能。「今後はより小型化を進め、スマホと一体化して使用できる製品の開発なども検討している」(小泉司郎マーケティング企画室部長)。

 同アンテナの販売は、ネット通販による販売を開始したほか、同社が代理店契約を締結しているエム・アールエフ(佐伯裕明社長)を通じた計測器業界向け販売などを行う。売上げ目標は2年後に2億円。


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