電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
1月21日 150121_01 アルプス電気 ユニット 電源・アンテナ・高周波部品 自動車機器用

車載用ブルートウース/無線LANオールインワンモジュール


アルプス電気の「UGZZFシリーズ」

 アルプス電気は20日、カーナビなどの車載機器とモバイル機器の無線接続用に、車載用ブルートゥース/無線LANオールインワンモジュール「UGZZFシリーズ」を開発、量産を開始したと発表した。一つのモジュールでブルートゥースと無線LANの両規格に対応したオールインワンタイプ。車とスマホの連携をサポートする。

 カーナビやディスプレイオーディオなどでは以前からスマホでのハンズフリー通話や、音楽再生などのためにブルートゥースが搭載されてきたが、加えて近年はLTE対応スマホを経由し、クラウドへの接続を可能とする無線LAN搭載が加速している。

 ブルートゥースを用いるセットは、アンテナも含むモジュールとしてブルートゥースSIG認証や各国電波法の認証取得が必要だが、その検討・検証には多くの工数がかかる。加えて、カーオーディオなどに搭載されるCPUの多くは処理能力が低く、ブルートゥースプロトコルスタックや無線LANドライバーを併せ持つことが求められる。

 新製品は、これらのニーズに対応したアンテナ搭載の車載用ブルートゥース/無線LANオールインワンモジュール。ブルートゥースプロトコルスタックを内蔵し、ブルートゥース認証に加え各国電波法認証もモジュールとして取得。無線LANドライバーを備え、ホストCPUの負荷なくWi―Fiの接続環境を実現している。

 ブルートゥースハンズフリーの音質向上が可能なワイドバンドスピーチ対応。

 同モジュール1個で両無線通信規格に対応するとともに、アンテナやセットの設計・検証、ソフトウエア開発、認証に関わる工数削減を可能とした。サンプル価格は1万円(税込み)。生産は角田工場(宮城県)で月産5万個を計画する。

 外形寸法は28.0×29.0×7.2ミリメートル。規格はIEEE802.11b/g/nおよびブルートゥース4.0。転送スピードは1―3メガbps。動作温度マイナス40―プラス85度。


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