産業用モーター等のインバータを駆動するパワー半導体モジュール

三菱電機のパワー半導体モジュール 　　「ＤＩＰＩＰＭプラスシリーズ」

　三菱電機はパッケージエアコンや産業用モーターのインバータを駆動するパワー半導体モジュールの新製品として、インバータ回路・駆動回路に加えて、新たにコンバータ回路・ブレーキ回路を１パッケージに内蔵した「ＤＩＰＩＰＭプラス」シリーズ６品種を２９日から順次発売する。

　新製品は同社独自のダイレクトワイヤボンディング技術により、小型パッケージを実現するとともに、電流制限抵抗付きＢＳＤ（ブート・ストラップ・ダイオード）、各種保護機能、アナログ温度出力機能などを内蔵。インバータシステムの小型化・設計の簡素化に貢献する。

　また、基板上での配線レイアウトの簡素化により、インバータシステムの容易な設計が可能。

　近年、節電と環境保護への意識の高まりで、世界的にインバータ化が進む中、白モノ家電や産業用モーターのインバータには、高効率化とともに、小型化や設計簡素化が求められている。

　今回の新製品はその要求に応えたもの。

　サンプル価格は、３４００円から５５００円（税別）。