DRAMとシリアルNOR型フラッシュメモリ組合せの高性能MCP

ＤＲＡＭとフラッシュメモリーを搭載した 車載および産業向けＭＣＰ

　日本ＩＳＳＩはこのたび、車載および産業用途に高性能のＤＲＡＭとシリアルＮＯＲ型フラッシュメモリーを組み合わせたマルチチップパッケージ（ＭＣＰ）の新製品を発表した。

　新製品はＡＥＣ規格に準拠しており、今後成長が期待されるＤＲＡＭとフラッシュを組み合わせたＭＣＰの最初の製品となる。

　搭載しているＤＲＡＭは、５３３メガヘルツ（１０６６メガｂｐｓスループット）まで稼働可能な５１２メガバイトのＬＰＤＤＲ２（供給電圧１.２Ｖ／１.８Ｖ）。フラッシュ製品は、クアッドＩ／Ｏ　ＤＴＲモードで５３２メガｂｐｓのスループットが可能な１２８メガバイト　ＳＰＩＤＴＲ（供給電圧１.８Ｖ）を搭載。小型で一貫したフットプリントに搭載することで、機能豊富な低電圧アプリケーションに最適だ。
　ＭＣＰは産業向け製品「ＩＳ７１ＬＤ３２１６０ＷＰ１２８」と車載向け「ＩＳ７２ＬＤ３２１６０ＷＰ１２８」を用意。車載用途においては、ＥＣＵの小型化や車載カメラ、レーザーシステムの小型化を実現する。

　パッケージはフラッシュインターフェイスを備えた業界標準の１６８ボールＰｏＰ　ＢＧＡパッケージ。現在、２５６メガバイトのＬＰＤＤＲ２を搭載しているが、１５年後半には５１２メガバイトおよび１ギガバイト のＬＰＤＤＲ３搭載製品を供給する予定だ。