車載向けSMTヘッダー（シュラウドなし）MX150防水型コネクターシステム

ＭＸ１５０防水コネクターシステム　 ＳＭＴヘッダー（シュラウドなし）

　日本モレックス（神奈川県大和市）は車載エレクトロニクス用途向け「ＭＸ１５０防水コネクターシステム」に、「ＳＭＴヘッダー（シュラウドなし）」を追加した。ＰＣＢ基板プロセスの迅速化および低コスト化を実現する。

　自動車および商用車メーカーは生産コスト低減に向け、組み立て時間の短縮化、基板スペース上への電子部品実装の高密度化に取り組んでいる。同社のＭＸ１５０防水コネクターシステムは、従来のＵＳＣＡＲコネクタと比べてパッケージサイズが小さく、簡単で確実な組み立てが実現可能な設計が採用されている。

　今回追加したＭＸ１５０ＳＭＴヘッダー（シュラウドなし）は、幅広い輸送機器用途に使用可能な３.５０ミリピッチの製品。極数は４／６／８／１２／２０極がそろえられており、様々な設計要件に柔軟に対応する。

　主な特徴は、高温対応ＬＣＰ製ハウジングを採用して、はんだ接合時の高リフロー温度（最大２６０度）に対応。高電流、低電流の両方に対応する広い電流域（最大１６Ａ）。オスハウジングが不要のため、部品のコストと在庫を低減。オプションとして、自動組み立てに対応可能なピックアンドプレース用キャップが利用可能。

　用途は乗用車のパワートレイン、インフォテインメント、ドライバー支援、車体エレクトロニクス、シャーシ、車内ネットワークのほか、商用車のテレマティクス、シャーシ、パワートレイン、内装、油圧系、電子制御モジュールなど。