電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
12月06日 161206_01 日本航空電子工業 光関連部品 光部品、光モジュール 通信インフラ用

SFPモジュールにワンアクションで接続可能な屋外向け小型光I/Fコネクタ


航空電子工業の
「FO―BD6シリーズ」

 日本航空電子工業は3軸フローティング機構により、SFP(スモール・フォームファクタ・プラガブル)モジュールにワンアクションで接続可能な屋外向け小型光インターフェイスコネクタを世界で初めて開発・量産化し、販売開始した。SFPモジュールは、携帯電話基地局などに実装されるモジュール。

 開発した「FO―BD6シリーズ」は、防水・小型・軽量で操作性に優れ、携帯基地局や監視カメラ、IoT向けセンサーモジュールなど屋外に設置される機器の小型化・軽量化と、作業現場での接続操作性向上に貢献する。SFPをサポートした3軸フローティング機構によるワンアクションで接続可能なコネクタの量産化は、世界初となる。

 現在、携帯基地局間や局舎との間は光ネットワークで結ばれているため、基地局と光ネットワークとの接続には、電気信号を光信号へ変換するための規格のSFPに対応したモジュールがインターフェイスとして使用されている。基地局はビルの屋上や電柱など屋外の高所に設置されることが多く、防水・小型・軽量とともに操作性の良いコネクタが求められるが、従来は基地局と光ネットワークとの接続では光コネクタ嵌合と防水構造部嵌合の2アクションが必要だった。

 同課題に対し同社は、プラグ側コネクタにX、Y、Zの3軸フローティング機構を有することで、世界で初めて1アクションで接続可能となるSFPモジュールをサポートした小型光インターフェイスコネクタの開発・量産化に成功した。

 同シリーズは、防じん・防水、極寒・酷暑などの耐環境性能を備えた屋外仕様(IP67)で、SFPモジュールをサポート。基地局と光ネットワークとのワンアクションでの接続が可能。コネクタボディーを樹脂成形することで、基地局などの小型軽量化に貢献し、作業現場での接続操作性向上にも寄与する。機器内に実装されるレセプタクルは4点フランジタイプのほか、バルクヘッドタイプも用意。

 同製品は、携帯電話基地局に加え、監視カメラやIoT向けセンサーモジュールなど、屋外に設置される多様な機器に使用可能。

 適用コネクタはLC互換コネクタ。使用温度は−40―+85度(コネクタ)。塩水噴霧1千時間。耐候性はISO4892―2キセノンランプ1500時間。


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