電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
3月28日 170328_01 太陽誘電 受動部品 インダクタ・トランス 自動車機器用

車載向け、150度に対応した10mm角サイズのSMDパワーインダクタ「EST1060」を開発、サンプル出荷を開始


太陽誘電の車載向け
150度対応
SMDパワーインダクタ

 太陽誘電は車載用受動部品に対する認定用信頼性試験規格「AEC−Q200」に対応した10ミリメートル角サイズのSMDパワーインダクタ「EST1060」を開発し、サンプル出荷を開始した。自動車のエンジン、トランスミッションなどのパワートレイン向けチョークコイルとして適するもので、8月から福島太陽誘電(福島県伊達市)で量産を予定している。引き続き6ミリ、7ミリ、12ミリメートル角サイズを製品ラインアップする計画。

 新製品は自動車のエンジン、トランスミッションなどのパワートレインで使用される電源回路であるDC―DCコンバータのチョークコイルやフィルタ用途に向けて開発した。同社が培ってきた材料技術を駆使して使用温度の上限を150度(自己発熱含む)に向上し高温対応を強化。また、独自の構造設計により30Gの耐振動性を実現し、機械的強度を高めている。

 インダクタンスは10μ―470μH。インダクタンス許容差は20%。直流抵抗は22m―775mΩ。

 さらに品質管理強化のため、生産プロセスの見える化を推進。その一環として、商品一つひとつに固有のQRコードを印字し、全工程のトレースを1個単位で可能にした。

 自動車は自動運転を視野に入れたADASの普及など、電子制御化が進むことによって電源回路が増加。これらの電源回路に使用されるパワーインダクタの需要が増加している。

 特に、ECUを高温のエンジンルームへ設置することが増え、しかも機電一体化の動きもあって、搭載される電子部品には高温対応と振動や衝撃に強いものが求められている。

 同社が今回開発した車載用パワーインダクタは、高温対応と耐衝撃・振動を両立した。

 車載用パワーインダクタは、多彩なDC―DCコンバータが搭載されることから、引き続き6ミリ角―12ミリメートル角サイズを品ぞろえしていく予定。


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