電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
4月18日 170418_01 東芝 半導体集積回路 マイコン・DSP 一般民生用

ARMの「Mコア」を搭載、高速かつ低消費電力のマイコンTXZファミリー「M3Hグループ(2)」を開発、サンプル出荷を順次開始


東芝のARMCortex−Mコアを
搭載したマイコンTXZファミリー
「M3Hグループ(2)」

 東芝はARM Cortex−Mコアを搭載した低消費で高速のマイコンTXZファミリーの第3弾製品として、「M3Hグループ(2)」を開発し、5月から24製品のサンプル出荷を順次開始する。9月から量産開始の予定。

 同社は、16年5月にTXZファミリーの第1弾として民生産業機器向けマイコン「M3Hグループ(1)」30製品、同年10月には第2弾としてベクトルエンジン搭載の「M4Kグループ」13製品のサンプル出荷を開始している。

 今回、ラインアップに追加したM3Hグループ(2)は第1弾製品の上位製品で、最大144ピンのパッケージ展開、および最大512キロ バイト のフラッシュメモリーを内蔵した製品グループ。

 M3Hグループ(2)は、モーター制御や民生機器・産業機器分野からの多様な要求に応えるために、グローバルスタンダードのARM Cortex−Mコアを採用、高性能アナログ回路と充実した基本機能を内蔵し、64―144ピン/フラッシュメモリー256キロ―512キロ バイト /データフラッシュメモリー32キロ バイト の豊富なパッケージ・メモリーサイズのラインアップをそろえた。

 動作周波数は、M3Hグループ(1)の40MHz(max)動作に対し、80MHz(max)と2倍の動作速度を実現。また、1.5μ秒で変換可能な12 ビット ADコンバータ(最大21ch)、8 ビット DAコンバータ(2ch)などの高精度アナログ回路に加え、ブラシレスDCモーターなどのモーター・インバータ制御に適した独自のモーター制御回路アドバンスド・プログラマブル・モータードライバー(A−PMD)を搭載している。これにより、UART、2IC、TSPI、タイマーなど汎用性の高い周辺回路を搭載しながら、低消費電力と高機能の両立を図り、高機能家電製品やOA機器などの大規模システムにも対応する。

 また、ADコンバータの基準電圧を確認する自己診断機能、メモリーの読み出しごとに誤りを検出するRAMパリティ機能やCRC計算回路を内蔵し、機能安全におけるソフトウエア処理の負荷も軽減できる。

 用途はエアコン、洗濯機、冷蔵庫、OA機器、住設、AV機器、モーター制御(民生、産業)など。


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