世界最小のエンコーダスイッチ「microES」

エンコーダスイッチmicroES [引用:株式会社村田製作所]

　村田製作所は世界最小サイズのエンコーダスイッチとして、スイッチ付きロータリエンコーダの超小型品ｍｉｃｒｏ　ＥＳ　（マイクロイーエス）の開発に成功し、サンプル供給を開始した。

　主にスマートウオッチ、ブルートゥース対応ヘッドセット、スマートグラスなどでの採用を目指す。量産開始は１２月の予定。

　ウエアラブル機器では、小型で操作性に優れたユーザーインターフェイスが求められている。ｍｉｃｒｏ　ＥＳはそのようなニーズに応えるエンコーダスイッチとして開発した。

　精密加工技術やモジュール化技術によりインクリメンタル型ロータリエンコーダとタクトスイッチを一体化し、クリック感触、２相のパルス出力、プッシュスイッチ機能を３.４×３.２×２.３ミリメートル（突起部を除く）の超小型サイズで実現している。今後、ウエアラブルデバイスに向けて需要開拓と拡販を目指す。

　出力形態＝Ａ相、Ｂ相の２出力
▽出力数＝６パルス／３６０度▽１相当たり位相差＝１５度１０度▽クリック数＝１２クリック／３６０度（以上、ロータリエンコーダ）▽作動力＝１.６±０.５Ｎ（タクトスイッチ）。