電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
4月24日 180424_01 ローム 接続部品 プリント配線基板 一般産業用

後付で設置可能な電流検出用中継基盤「CT Sensor Shield2」「Lazurite」


[引用:ラピスセミコンダクタ株式会社]

 ロームは後付けで簡単に製造装置の電流変動を読み取り、ゲートウエイへ読み取ったデータを送信できる電流検出用中継基板(シールド基板)をインターネット商社経由で販売開始した。

 ロームグループのラピスセミコンダクタの920MHz無線通信マイコンボード「Lazurite(ラズライト)920J」と、市販のクリップ式CTセンサーを接続するシールド基板「CT Sensor Shield2」。ラピスセミコンダクタが開発した。

 チップワンストップ、ザイコストア(コアスタッフ社)、スイッチサイエンスの3社で販売を開始した。シールド基板の市場想定価格(税別)は6500円。初年度2千ユニットの販売を見込んでいる。マイコンボード、市販クリップ式CTセンサーのほか、ランニングコストも含めて1万円強で、各種製造装置の電流変動から装置の稼働状況をモニタリングできるシステムを構築できる。

 電流センサーの計測に使用される誘導電流を再利用する機能を搭載し、シート基板用のAC電源を新たに確保する必要がなく、装置を止めずに簡単に後付けできる。バックアップ電池の搭載で、装置が10分以上停止しても長時間、稼働状態の把握が可能。Lazurite920Jを使用することで、システム全体の待機電流をわずか10μAに抑え、装置が稼働していれば半永久的に稼働状況を無線送信できる。

 用途に応じたソフトウエア開発とクラウドサービスを利用すれば、工作機械など各種装置の稼働状況の遠隔監視も可能。同社でもSORACOMの3G携帯電話通信回線を使い、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のクラウドサービスを利用して装置の稼働状況を遠隔からでも確認できる装置稼働率モニタリングシステムを18年末までに提供する予定。

 同システム提供を前に、ラピスセミコンダクタはフージェット(青森県八戸市)と共同で、今回のシールド基板を使用した装置稼働状況モニタリングのクラウドサービスの実証実験を、着物の帯で95%のシェアを持つ小杉織物(福井県坂井市)の64台の織機で1月から行っている。


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