電波プロダクトニュース



180802_01
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
8月2日 180802_01 スミダコーポレーション 受動部品 インダクタ・トランス 自動車機器用

昇降圧電源対応2inタイプの12.3ミリ角×8ミリ型パワーインダクタ


スミダコーポレーションの
パワーインダクタ「CDRH127B」

[引用:スミダコーポレーション株式会社]

 スミダコーポレーションは車載用パワーインダクタの製品ラインアップを拡充している。機能強化によるパワーインダクタの搭載点数増加に対応。用途別に最適な製品供給に取り組んでいるなか、新たに自動車のSEPICに適した2in1タイプのパワーインダクタ「CDRH127B」を開発した。既に量産、供給が可能。

 SEPICは、昇降圧型に対応可能なDC―DCコンバータ。同コンバータのメリットは一つの回路で昇圧と降圧の動作が実現できることに加えて、入力電圧に現れるリップル成分が非常に小さい点。

低損失で高効率

 新製品は、低損失、高効率のフェライトのドラムコアを使用した閉磁路型。2in1構造ながら、外形寸法は、12.3ミリメートル角×8ミリメートルサイズと小型化を実現している。使用温度範囲は、−40―+125度(コイル自己発熱を含む)であり、自動車における信頼性試験であるAEC―Q200を満足する。

 プリント配線板でのインダクタ設置面積が限定されるLEDヘッドライト、オーディオをはじめとする昇降圧電源に適している。

 同社は、成長戦略として自動車、インダストリー、コンシューマを掲げている。自動車向けについてはABS、HID、キーレスの3用途でシェアを伸ばしていることに加え、各種ECU、xEV用など、電子化進展に伴う搭載点数の増加に対応。車載向け売上比率は約7割まで上昇している。

 今回の新製品も車載用パワーインダクタを用途に最適化する設計を施しており、引き続き製品ラインアップを拡充していく考えだ。


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