電波プロダクトニュース



180924_01
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
9月24日 180924_01 日本電気硝子 表示デバイス 液晶・プラズマ・CRT 一般産業用

高コントラスト映像を実現するディスプレイカバーガラス用成膜材料


通常品(AR未コート品)と開発品の比較
[引用:日本電気硝子株式会社]

 日本電気硝子は、東北大学の高村仁教授らの研究グループ、米国ワシントン大学と共同で、高コントラストな映像と高級感のある外観のディスプレイを実現するディスプレイカバーガラス用成膜材料を開発した。

 400―700ナノメートルの可視光領域波長で、高く均一な吸収を有する特徴を持つ。液晶ディスプレイへの外光の映り込みを抑える反射防止膜材料の一部として使えば、バックライトからの光漏れを吸収し、黒色が引き締まったシャープな映像を実現。ディスプレイカバーガラス周囲の黒色印刷縁部分でも、より深い黒色の表現が可能。高級感のある外観を表現できる。

 早期の量産化を目指す。年間5億円の売上げを見込めるとみている。生産は同社の滋賀高月事業所(滋賀県長浜市)で行う予定。

 日本電気硝子は、ナノメートルオーダーの厚さを持つ薄膜を作製する方法の一つ、パルスレーザー堆積法を用い、様々な酸化物薄膜の光吸収特性を詳細に調査する過程で、二酸化チタン―ニオブからなる混合材料(NbxTi 1−xO2)が可視光領域にわたって高く均一な吸収を有することを発見。この特性がディスプレイの色彩表現改善に有効であると考え、16年から東北大学および米国ワシントン大学と共同で材料開発を進めてきた。


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