150度対応のアルミ電解コンデンサ「TSVシリーズ」

１５０度対応アルミ電解コンデンサ 「ＴＳＶシリーズ」

　ルビコンは、新製品開発を加速している。特に成長戦略として取り組みを強化している車載用コンデンサに注視。導電性高分子ハイブリッドコンデンサ「ＰＳＶシリーズ」に引き続き、今度は１５０度対応のアルミ電解コンデンサ「ＴＳＶシリーズ」を開発、サンプル出荷を開始した。

　新製品は、高信頼性の抵抗電解液と高耐熱の封口ゴムの採用により、１５０度の高温環境下における耐久性を確保した上で、１２５度保証の従来品である「ＴＧＶシリーズ」と同等水準のＥＳＲ特性を実現している。

　−４０―＋１５０度の広温度範囲での動作を保証し、定格電圧２５―３５Ｖ、サイズφ８×１０.５―φ１０×１０.５ｍｍの製品をラインアップ。静電容量範囲は４７μ―２２０μＦ。保証寿命は１５０度１千時間。

　これまで同社は、面実装タイプにおける高耐熱品として、１２５度保証を上限としたＴＧＶシリーズや、「ＴＨＶシリーズ」を製造、販売してきた。その中で、車載機器においては、次世代パワー半導体の採用や機電一体化によるエンジンルーム内への搭載などにより、より耐熱性の高い製品の要求が高まっている。

　高温対応の新製品は、１５０度での動作を保証することにより、変速機の制御ユニットやクーリングファン、オイルポンプなどをはじめとした高温対応が求められる機器の要求に応えることが可能になった。

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