電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
1月29日 190129_01 日本航空電子 接続部品 コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット 自動車機器用

車載デジタルカメラ向け高速伝送用コネクタMX55Jシリーズ


航空電子の車載デジタルカメラ向け
高速伝送用コネクタ
「MX55Jシリーズ」

 日本航空電子工業は、車載カメラ用コネクタの新製品として、車載デジタルカメラ向け高速伝送用コネクタ「MX55Jシリーズ」を開発した。車載カメラの高画素デジタル化やコネクタへの省スペース化ニーズに対応する製品として、今後、積極的な拡販活動を展開する。

 近年、自動車では車載カメラの搭載が進み、同社もこれまで車載カメラ向けの対応製品を販売してきた。車載カメラは今後もADAS、自動運転、コネクテッドをキーワードに、一層の高性能化や搭載車の増加が予想されている。こうした進歩は情報通信量の増加、高画素デジタル化をもたらすため、コネクタにも高速伝送対応、搭載数増加に伴う省スペース化が求められている。

 こうした市場ニーズに対応するため、同社は、車載デジタルカメラ向け高速伝送用小型コネクタ「MX55Jシリーズ」を開発した。

 同シリーズは、映像信号として使用される差動伝送(LVDS)で1.5Gbpsクラス(条件による)に対応。カメラ用リアケースコネクタのサイズを、従来品の24ミリ×27mmから車載カメラ標準サイズである23ミリ×23mmかに小型化し、顧客のニーズに対応する。

 GND接続構造によるEMI対策での耐ノイズ性能確保、単体時も含めた高い防水性能など、車載用コネクタに必要な耐環境性能を実現している。さらに、ハーネス側のコネクタのキーを変更することにより誤挿入を防止するとともに、4方向のケーブル引き出しを可能(アングルタイプ)とし、ストレートタイプと合わせ、ケーブル側のバリエーションを充実させている。

 ソケットハウジング側はケーブルハーネスとして販売するもので、コネクタ単品での販売は行わない。

 主な特徴は、差動信号LVDSに対応した伝送特性を実現。リアケースコネクタは車載カメラ標準サイズに設定。伝送性能と信頼性確保のため、ハーネスで供給する。GNDシェルでコネクタ全面を覆い、端子をグランドとして使用することでEMI対策を強化。

 コネクタの嵌合に際しては耐こじり構造とし、メカニカルロックを採用。誤挿入防止のためのキーを設置。ケーブルコネクタのキーを変更することで、4方向のケーブル引き出しが可能(アングルタイプ)。小型ながら高い保持力を実現。優れた防水性能(嵌合/単体両方で防水、100KPa、IP×9K相当)を実現している。STQ(シールドツイストクアッド電線)ケーブルに対応。

 適用市場は、車載デジタルカメラ。一般仕様は、極数は4芯。使用温度範囲−40―+105度。


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