消費電流を半減、優れたノイズ除去性能をもった小型面実装LDOレギュレータ

東芝デバイス＆ストレージの 小型面実装ＬＤＯレギュレータ

　東芝デバイス＆ストレージは、モバイル機器や映像／音響機器のカメラ用ＣＭＯＳセンサー電源、ＭＣＵ電源、ＲＦ電源などへの電力供給に適した小型面実装ＬＤＯレギュレータ「ＴＣＲ５ＢＭシリーズ」（ドロップアウト電圧１００ｍＶ、最大出力電流５００ｍＡ対応）４０品種と「ＴＣＲ８ＢＭシリーズ」（同１７０ｍＶ、８００ｍＡ対応）４０品種を製品化、出荷を開始した。

　新製品は、最新プロセスにより低オン抵抗のＮチャンネルＭＯＳＦＥＴと外部バイアス電圧を使用して、電力損失や発熱の原因となるドロップアウト電圧を従来製品と比べて約６７％に削減し、業界最小を実現した。

　また、標準９８ｄBの高いノイズ除去性能を備えており、誤動作の原因となる高周波の外部ノイズやＤＣ―ＤＣコンバータのスイッチングノイズへの耐性を高めて、安定した動作が可能。さらに、負荷過渡応答が速いため、ＩＣの急峻な動作モードの切り替えによる誤動作も防止する。

　消費電流は、従来製品と比べて約５０％低減しており、機器の低消費電力化とバッテリ駆動機器の長時間駆動を実現した。

　パッケージは、小型面実装ＤＦＮ５Ｂを採用。

　最大出力電流は、従来製品では最大５００ｍＡだったが、最大８００ｍＡに拡大させたＴＣＲ８ＢＭシリーズのラインアップで設計がしやすくなった。

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