電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
4月18日 190418_02 日本ケミコン 接続部品 スイッチ・リレー・ヒューズ 自動車機器用

手応えとキレのある押し心地を実現した車載用タクトスイッチSKTRシリーズ


アルプスアルパインの車載用タクトスイッチ
「SKTRシリーズ」

 アルプスアルパインは、車載用タクトスイッチの品ぞろえを拡充する。同社は17日、手応えと切れのある押し心地、操作音の静音化を両立した車載用タクトスイッチ「SKTRシリーズ」を開発したと発表した。6月から量産を開始する。ステアリング周辺やセンターコンソールなど、確実な操作と快適性が要求される用途向けに訴求していく。

 これまで自動車メーカー各社は、車種やグレードなど、それぞれのブランドを意識した車の開発に取り組んでおり、近年、その傾向はさらに強まりつつある。特に各種入力装置では、車室内の質感を向上させるとともに、メーカーごとに操作フィーリングを統一させたり、車種ブランドに合わせた操作感を演出するなど、快適さと個性を両立させた操作デバイスへのニーズが高まっている。

 また、自動運転などを想定した、タッチ式や音声検知などによる入力スタイルが広がる中で、直感的かつ操作されたことを確実にフィードバックすることが可能な従来のメカ式スイッチの需要は、今後も継続することが見込まれている。

 同社は、タクトスイッチをはじめとする各種車載向け入力デバイスにおいて、多彩な操作フィーリングと豊富な製品バラエティを有することで、多くの自動車メーカーから高い評価を得てきた。

 今回、新たに開発したタクトスイッチのSKTRシリーズは、従来品のステム(スイッチ操作部)のラバーとメタル接点の構造を見直したことで、手応えと切れのある押し心地と操作音の静音化を両立した小型ミドルストロークタイプのスイッチ。

取付けコンパチ

 同製品は、以前から車載向けタクトスイッチとして好評を得ているプリストローク領域を設けたことで、製品搭載時のラトルノイズ発生を防止することが可能。ステアリング周辺やセンターコンソールなどにおいて、確実な操作と快適性が求められる入力デバイスとして適している。

 SKTRシリーズは、既存の「SKPMシリーズ」および「SKPSシリーズ」と取り付けコンパチタイプであるため、既存製品を採用している顧客は基板設計を変更することなく、車種ブランドに合わせた最適な操作フィーリングを選択することが可能となる。

 同社ではこのほか、17年に開発・量産した車載用タクトスイッチ「SKTQシリーズ」に作動力3Nタイプ(従来品は5N)を新たに追加し、6月からの量産開始を予定。

 SKTRシリーズの主な用途は、ステアリングスイッチ、センターコンソールパネル(HVAC等)、カーオーディオ/カーナビなど。サンプル価格は60円。6月から角田工場(宮城県角田市)で量産を開始し、12月には月産200万個を生産する計画。

 主な仕様は、外形サイズ6.1×6.1×4.1mm(ステム部含む)。作動力3.8N。移動量0.72mm。動作寿命20万回。最大定格16VDC 50mA。
 ラトルノイズ 製品に対して振動が加わった際に、部材同士が接触し発生する異音。


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