電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
5月24日 190524_01 ヒロセ電機 接続部品 コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット 自動車機器用

-40〜+140度の温度環境、激しい振動下でも接触信頼性を保つ免振コネクタ「FX26シリーズ」


免振コネクタ「FX26シリーズ」

 ヒロセ電機は、−40―+140度の温度環境、車載パワートレインの厳しい振動下でも高い接触信頼性を保つ免振コネクタ「FX26シリーズ」の開発に成功した。パワートレイン内部の接続にも適した高耐久Board to Boardフローティングコネクタとして、訴求していく。

 世界的にハイブリッドカーやEVへシフトする流れがますます勢いを増す中で、これらのエコカーに使用されるモーターやインバータは常に発熱と振動の問題がつきまとう。さらに、10年10万kmといわれた自動車の寿命は大きく伸び、長期間にわたって安全に動くことが求められている。このため、自動車用コネクタにもパワートレインからの熱と振動に長期間耐えるタフさが求められている。

 同社が開発した「FX26シリーズ」は、こうしたニーズに対応して開発した、熱や振動に耐える車載品質を追求した免振構造Board to Boardフローティングコネクタ。耐熱性、耐振動性といった市場ニーズを受け、この2点を判定基準として研究と開発を重ね、基準をクリア。車載品質を満足させた。振動による接点部障害を独自のフローティング構造により解決し、免振構造で、かつ小型で組み立て性に優れたコネクタを完成させた。

1ミリピッチで低背

 主な特徴は、耐熱対策により−40―+140度のサーマルショック試験3千サイクルをクリア。インバータ内部など、エンジンルームに搭載される機器の厳しい振動条件をパスした。1ミリピッチで低背、省スペース、セットの小型化に貢献する。

 今回開発したFX26シリーズは、EVやHEVなどのパワートレイン系制御システムの要求に耐え得る製品。同社では、今後も自動車の電子機器のニーズに応えるため、今回のFX26の設計思想をベースに製品展開を検討している。

 同社は、5月22日に開幕した自動車技術者のための専門展示会「人とくるまのテクノロジー展2019横浜」(パシフィコ横浜)の同社グループブースにて、FX26シリーズの開発品を公開し、来場者の注目を集めている。


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