電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
7月30日 190730_01 アルプスアルパイン 接続部品 スイッチ・リレー・ヒューズ 自動車機器用

新端子形状で25%薄型化した開閉検知用はんだレス検出スイッチ


SPVQ8シリーズ

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 アルプスアルパインは29日、車載機器の開閉検知用に、新しい端子形状で従来比25%減の薄型化を図った小型はんだレス防水検出スイッチ「SPVQ8シリーズ」を開発したと発表した。涌谷工場(宮城県涌谷町)で9月から量産開始する。

 自動車の電動化、軽量化が進む中で、搭載される電子部品もさらなる小型化、軽量化が要求されている。

 同社が今回開発した検出スイッチは、自動車のサイドドアやボンネットなどの開閉検知を行うための製品で、自動車1台当たり10個程度が搭載される。同社の車載用検出スイッチは、ワンタッチで基板実装できるはんだレス仕様が既存品から好評を得ていた。

 新製品のSPVQ8シリーズは、精密な金型成型プレス技術により、端子形状をショートフォーク型へ最適化したことで、製品全体の厚みを従来品から25%減らしている。これにより、セット側全体の薄型化や軽量化に貢献する。

 主な特徴は、小型の端子で従来比25%減の薄型化。両面しゅう動接点を採用し、衝撃や振動が加わる環境下でも安定した接触性。環境に配慮したはんだレス接続が可能。防じん・防水対応。

 用途は、各種車載機器(サイドドア、トランク、ボンネットなど)の開閉検知、シートベルトバックル部などの接続検知。

 サンプル価格は189円(税込み)。涌谷工場で9月から量産を開始し、21年10月には月産100万個の生産を計画する。

 同社は、20年以上にわたり車載用検出スイッチの製造・販売を行っており、グローバルで高いシェアを確保している。現在の主要な使用用途である自動車ドア開閉検知のほかにも、最近は電気自動車(EV)の充電器接続検知やスマートルームミラーのオンオフ検知などへの需要も高まっており、徐々に採用用途を広げていく予定だ。

 SPVQ8シリーズの主な仕様は、使用温度範囲−40―+85度。作動力は1±0.5N。寿命は30万サイクル。移動量2.2mm。最大/最小定格は0.1A 12V DC/50μA 5V DC。


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