電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
11月13日 191113_02 三菱電機 半導体複合部品 機能モジュール 一般産業用

ドローンなどにも搭載可能なセンチメートル級の高精度小型測位端末「AQLOC-Light」


センチメートル級高精度測位端末
「AQLOC-Light」(受信機)

 三菱電機は、準天頂衛星システムによるセンチメートル級測位補強サービス(CLAS)などの高精度測位補強情報を受信する新しいセンチメートル級高精度測位端末「AQLOC-Light(アキュロック ライト)」を発売した。小型化、軽量化、省電力化を実現し、ドローンなどの小型移動体への搭載も可能。

 内閣府が18年11月に準天頂衛星システムによるCLASの提供を開始し、様々な分野で高精度測位補強情報を利用した新たなシステムやサービスが普及し始めている。

 同社は今回、ドローンなどの小型移動体にも搭載できるAQLOC-Lightを市場に投入し、移動体を中心としたセンチメートル級高精度測位市場をさらに開拓することで、様々な事業分野における高精度測位情報の利用拡大に貢献していく。

 CLAS対応の受信チップ開発で連携しているスイスu-blox(ユーブロックス)社製の受信チップを採用している。三菱電機従来品の「AQLOC-VCX」と比べて部品点数を削減し、消費電力を70%削減することで排熱構造が不要となり、体積・重量を約80%削減した。サイズは90ミリメートル角×30ミリメートル。重量280グラム。

 AQLOC-Lightは、受信機に搭載したジャイロと移動体からの車速パルス信号を用いた自律測位で位置情報を補間し、衛星からの信号が受信できないトンネル内や高架下でも測位できる。CLASに加えて、ネットワーク型測位補強情報(ネットワーク型RTK方式/RTCM)も受信でき、より多くの分野・用途で使用できる。


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