電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
3月3日050303_03 米NS ユニット センサーモジュール 一般民生用

半導体向け誤差範囲0.75度Cの超高精度温度測定センサー



米ナショナルセミコンダクター社はこのほど、90ナノメートル以下のプロセス技術を用いたCPUなどの最先端半導体向け温度管理技術として、誤差範囲±0.75℃の超高精度温度測定を実現する「TruTherm」技術を発表した。同技術は3日に米国で開催される「インテル・デベロッパー・フォーラム」で発表する。

TruThermは、サーマルダイオードを集積するCPUやグラフィックプロセッサー、FPGAなどの半導体向けの温度センサー技術。90ナノ以下の最先端プロセスを採用した半導体でも精度が低下せず、正確な測定を行う。

90ナノ以下プロセス半導体のサーマルダイオードは、製造ロットごとに特性が変化する現象が生じるため、従来のセンサー技術では特性の変化が直接、測定誤差となる。同社が90ナノメートルプロセスのCPUで実験したところ従来技術の誤差は、最大で±7.5℃だったという。

「TruTherm」は、サーマルダイオードの特性変化に対応した特殊なアナログ回路を搭載し誤差範囲±7.5℃を実現。同技術をノートPCのCPUに採用すれば、冷却用ファンを適正に駆動でき、音響ノイズの低減化やバッテリー寿命の延長化などシステムの最適化が図れる。

同社は「パソコンやサーバー向けCPU以外にもグラフィックプロセッサーやFPGAなど、温度監視に対する要求が厳しい半導体を使うすべての製品のシステム最適化が可能」としている。

同技術を搭載した第一弾製品として8ピンMSOPパッケージの「LM95231」のサンプル出荷を開始。ノイズの影響を最小限に抑えるための高精度デジタルシグマ型A/Dコンバーターやデジタルフィルターなどを内蔵する。量産は5月からで、価格は160円(一千個一括注文時)としている。

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