電波プロダクトニュース
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ハンダリフロー実装対応型、防虫プリント配線板を開発。 松下電子部品は、防虫効果を持つ業界初のハンダリフロー実装対応型防虫プリント配線板「CORE COAT(コアコート)―R」を開発し、今月から月産能力1万平方メートルで量産を開始する。 顕在化していないものの電子機器の故障原因となっているゴキブリ、アリなどの不快害虫の電子機器への 侵入や営巣被害を抑制する防虫プリント配線板で求められていたハンダリフロー対応品。片面に加え両面、多層の3種類の防虫プリント配線板を取り揃えた。価格は防虫効果のない通常のプリント配線板より数%から20―30%程度高い。 98年春に開発、99年春から量産。現在、炊飯器、冷蔵庫、電磁調理器用に月産数1000平方メートル供給しているハンダフロー実装対応型片面プリント配線板「コアコート―F」に比べ防虫効果の持続性、安定性 をさらに高めた。 炊飯器、冷蔵庫、クッキングヒーターなどの台所機器、調理機器のほか、POS、カラオケなどの業務機器やパソコン、周辺機器、電話機、基地局などの情報通信機器、警報機などのセキュリティ機器などの防虫ニーズに応える。 コアコート―Rは、これまでのピレスロイド系液体接触忌避材料、エポキシアクリル系インキ材料を最適化。 紫外線硬化熱量を従来の半分ですむようにした。これらによりプリント配線板へのロードマップ(部品配置図) 後に同配線板にスクリーン印刷し、紫外線硬化させて形成する忌避被膜の耐熱性をこれまでの150度Cのフロー 実装対応から240―260度Cのハンダリフロー実装対応にした。 ハンダリフロー処理後の忌避率を同社従来品「コアコート―F」の30%(1回リフロー処理)/ゼロ% (2回リフロー処理)からリフロー処理1回、2回とも80―95%に高めた。 また、インキ材料の蒸散性を従来比90%減とし、忌避被膜防虫効果を従来の5、6年から6―8年に延ばした。安全性も従来のLD50=3000ミリグラム/キログラムからLD50v5000ミリグラム/キログラムに高めた。 |
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