電波プロダクトニュース



040109_06
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
1月9日 040109_06 京セミ 光関連部品 光モジュール他


マイクロソーラー



オプトデバイスの専門メーカー、京セミ(京都市伏見区、中田仗祐社長)は1つが直径1ミリで0.5Vの発電量を持つ球状マイクロソーラーセルの開発・商品化に取り組んでおり、昨年「SPHELAR」(スフェラー)と命名し、商標登録を行った。中田社長はスフェラーを「究極の独立分散電源」と位置付ける。8日から米ラスベガスで開催されている国際民生電子展(CES)では試作品を出展している。

スフェラーには同社独自の「無重力技術」が用いられている。無重力技術によって実現した高純度な球状の単結晶体を応用して、スフェラーを生産中。  昨年はスフェラーの応用開発の第1歩を踏み出す年になった。特にユビキタス社会におけるセンサーネットワーク(通信機能を持つ小型センサーによる無線ネットワーク)や、マイクロマシン、無線ICタグなどの微小電源として利用することができる可能性が見出された。「今年は量産技術を仕上げて、年末には販売できるようになるだろう」(中田社長)。

スフェラーの特徴は、コストパフォーマンスに優れていること、デザインの自由度の高さ、使い勝手の良さの3点。直列に配置すれば高い電圧が得られる。100Vの電圧を得るには200個を配置すればよい。直線に配置すれば、長さは20センチメートルだが、直線に限らず、さまざまな形態での配置ができる。  デザインの自由度が高く、特殊な樹脂封止を施せば、湾曲可能な薄型太陽電池になる。太陽が斜めに当たる場合でも、球状であるため指向性が広く、光利用率向上による出力向上が可能だ。  「光磁界センサーや放射線検出器も整ってきた。光通信関係も新しく開発を進めているものがある。今年は新製品を磨き、量産・実用化を加速する年にしたい」と中田社長は語っている。


| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト |
|
ホームページへ戻る | 次データへ |