電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
1月21日 040121_01 日本TI 半導体集積回路 DSP 汎用

1GHz DSP



 日本TI(K・バラ社長)は20日、DSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)としては業界初の1Gヘルツ動作製品の開発、サンプル出荷を開始すると発表した。 新製品は、最先端の90ナノメートルプロセスにより、チップサイズを小型化、ウエハー1枚当たりのチップ収量を50%近く増やすことが可能で、製造コストの削減を実現している。 この日発表された1Gヘルツ製品は「TMS320C6414T」、「―C6425T」、「―C6416T」の3品種。04年第4四半期(10―12月)からの量産開始を予定している。 日本TIは昨年、DSP分野で約60%という高い売上げの伸びを記録。「今年も、用途の多様化、新製品の導入効果などにより業界平均伸長率の2倍、40%以上の売上げの伸びを見込んでいる」(神戸肇ASP事業部副事業部長兼DSP製品部長)。

1Gヘルツ化により例えば、ビデオおよびイメージングなどのアプリケーションにおいて、8ビット・データで8ギガMAC(1ギガMAC=1秒間に10億回の積和演算)の性能。  また、音声およびオーディオなどでは、16ビット・データで4ギガMACの性能を提供する。  こうした高性能の実現によって、従来のワイヤレス基地局、IPベース・ビデオ、高速ブロードバンド・ネットワーキングなどの用途分野で帯域幅やチャンネル容量を増加するとともに新しい用途開拓が期待される。3品種はオンチップ・メモリーを搭載、それぞれ周辺回路が異なる。価格はC6414Tが189ドル(1万個受注時)。

なお、1Gヘルツ製品は従来の「C64x」デバイスとの互換性がある。90ナノメートルプロセスは、既存の720Mヘルツ「TMS320C64x」の製造にも採用され、デバイス価格を約50%以上削減する。


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