電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
1月23日 040123_04 ミツミ電機 その他の電子部品 組み立て品

Eureka147システムDABチューナーを開発、挟帯域高感度キーレス受信機も。



 ミツミ電機はこのほど、Eureka147システムDABチューナー「DAB7―E01」を開発、量産開始した。高特性、低消費電力ながら同社従来比半減以下の18ccサイズを実現している。

サンプル価格は5,000円。2004年末には中国・天津三美電機で月産3万個の生産を計画する。 英国をはじめ、欧州ではDAB受信機普及の兆しが見え始め、急速に市場が拡大しつつある。セットメーカー各社は車載用において1DINタイプレシーバー搭載にシフトしており、高性能、小型化を求めている。また、ホーム用においても低消費電力化、小型化の要求が強い。

新製品はこうしたニーズに対応したもので、DAB専用ICを採用し、大幅な部品の削減(約半数)をするとともに、性能を維持しながら小型化、低消費電力化(従来品比較で約60%減)を実現。 特徴は、車載用1DINサイズに搭載可能な小型形状(53.2×33.8×13.5ミリメートルmax)。高感度、高妨害特性(隣接妨害BAND―3 38dB typ)。低消費電力(0.6W typ)。出力レベル2Vp―p出力(1Vp―p出力もオプション対応可能)。伏せ型(縦型はオプション対応)。鉛フリー対応製品。

用途は、車載用DABレシーバー、ホーム用DABレシーバー、ポータブル用DABレシーバー。 入力インピーダンス50Ω。最小受信感度は、BAND―3がマイナス98dBm typ、L―BANDがマイナス95dBm typ。 ▽Eureka147システム 欧州の共同研究開発147プロジェクトが中心になって策定し、世界規格として承認された地上デジタル音声方式。音声符号化方式としてMPEGレイヤ、伝送符号化方式としてCOFDM方式を採用。

 ミツミ電機はこのほど、取付け面積や容量の大幅な削減を実現した狭帯域高感度キーレス受信機「WML―R21、R33」を開発、2月から量産開始する。サンプル価格は5,000円。生産計画は、今年4月以降月産5万個、2005年度にはミツミ フィリピンで年間100万個の生産を目標とする。

韓国では1998年7月に自動車用特定省電力帯用として447Mヘルツが認可されている。北米、日本では310Mヘルツ帯を使用している。同社では、これらの帯域がエンジン始動、キーレスのデータ送受信に使用が開始されて以来、モジュールの開発・改良を継続してきた。特に日本、北米向け車両のキーレス受信機は取り付け場所を選べず、受信状態の悪い空いたスペースに押し込まれる傾向にあり、高感度化が要求されていた。

新製品は、ミツミカスタムICを使用し、回路の簡素化が可能となり、小型化を実現。韓国、北米、日本バンドに対応。受信感度はマイナス118dBm typを実現している。独自の回路設計により低消費電流設計8.0mA typ。ノイズ検波回路によりアウトプットデータが安定。同形状でワイドバンドモジュールも可能。外形サイズは、30×22×13ミリメートル。 電源電圧範囲5.0プラスマイナス0.5V。使用温度範囲マイナス30度―プラス80度C。


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