電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
4月15日040415_03 NPC 半導体集積回路 ドライバー・コントローラ 情報家電用

LED用ドライバーIC



 日本プレシジョン・サーキッツ(NPC、五味佳文社長)は、携帯電話などの液晶バックライトに使う白色LED用ドライバーICを重点製品のひとつに掲げ、取り組みを強化する。

同社は、電力効率に優れるインダクティブ方式でLED4個まで駆動できる「SM8120A」や六個まで対応する「SM8121A」、ノイズの問題をなくしたチャージポンプ方式の「SM8130シリーズ」などを販売している。 新たに、チャージポンプ方式でインダクティブ方式の電力効率に近づけた「SM8131B」を開発、サンプル出荷を始めた。6個の白色LEDを並列駆動でき、携帯電話のメイン画面用の4灯、サブ画面用の2灯など、2系統に分割して対応できる。

同ICはバッテリーが白色LEDの順方向降下電圧(VF)を下回ったときだけ、入力電圧を1.5倍に昇圧する。このため、約1.4秒ごとに全LED駆動電流値をモニターしており、極力昇圧しないバイパスモードで動作するように制御する。1.5倍昇圧時に比べ、バイパスモード(1倍)では電力効率を約30%向上できる。

1倍/1.5倍の昇圧切り替えは自動的に行うが、従来のように双方向切り替え電圧にヒステリシス特性がない。これにより、負荷変動などによる一時的な電圧低下があっても、約1.4秒後には最適な倍率になるため、ロスが少なく効率を改善できる。 また、倍率判定制御と白色LED駆動電流制御は、接続されているすべてのLEDで行う。このため、バラスト抵抗なしで白色LEDの駆動電流ばらつきをプラスマイナス3%以内に抑え、輝度ばらつきを低減できる。

6個のLEDに対応する駆動電流制御回路は、端子設定で2グループに分割でき、グループごとのオン/オフや15段階の調光は、2線式シリアル入力制御で行える。


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