電波プロダクトニュース



040503_02
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
5月3日040503_02 日立金属 センサー部品 半導体センサー他

加速度センサー



 日立金属はこのほど、世界最小サイズの高精度・高機能な3軸加速度センサーを開発、サンプル出荷を開始した(既報)。3軸方向の検出機能に加え、傾き検出機能や自由落下検出機能、温度センサー出力端子を装備し、高精度で、なおかつ4.8ミリ角の小型パッケージを実現している。同社ではこのセンサーを、今年度から月産5万―10万個で生産を立ち上げ、2004年度には年間2億円、05年度には年間15億円の売上げを目指す。

同社は、マイクロマシン技術や精密組立て技術などの要素技術をベースに、01年9月に世界で初めて小型・薄型の3軸加速度センサーを実用化した。  一方で、温度による特性の変化や製品ごとの感度のばらつきの補正機能、出力信号の増幅機能を持つ加速度センサーに対する強い市場ニーズがあり、同社ではその後も開発を継続、今回、測定値補正(キャリブレーション)が不要で、高検出精度を実現し、かつ、世界最小サイズの3軸加速度センサーの開発に成功したもの。「ICを搭載して高機能化を図り、同時に低消費電力、耐衝撃性などの向上を盛り込んだ製品となっている」(新事業開発センター)。

この3軸加速度センサーは、温度による特性の変化や製品ごとの感度のばらつきによる誤差を搭載してあるICによって補正する。IC付きながら、従来の製品と同等の小型・薄型を維持し、かつ、高検出制度、低消費電力、高耐衝撃性の実現、鉛フリーハンダ対応など多くの特徴を持つ。  検出精度は、増幅回路付きで3軸の高精度なアナログ出力を同時出力し、総合検出誤差10%以下。パッケージサイズは、4.8×4.8×1.5ミリメートル。電圧3V駆動時0.6mAの低消費電流で、スリープ(待機)モードにより一層の低消費電力化が可能。 さらに、「自由落下検出機能」や「温度センサー機能」も兼ね備えており、ナビゲーションシステムや運動能力測定、セキュリティシステムなど広い分野への適応が可能。5000Gの耐衝撃性実現により、携帯型機器用途での市場創出を支援する。

耐衝撃性に優れる 自由落下検出機能は、3軸同時に加速度ゼロ検出時にパルス信号を出力するもので、例えば、小型HDD搭載により落下衝撃に弱い携帯機器にこのセンサーを搭載することにより、機器が落下した際に、保護機能を動作させるなどといった使い方が可能となる。 定格加速度は、プラスマイナス3Gおよびプラスマイナス10Gの2種類。電源電圧2.5―3.6V。検出感度は、プラスマイナス3G用が、333mV/Gプラスマイナス3%、プラスマイナス10G用が、90mV/Gプラスマイナス6%(加速度1G当たりの出力)。 オフセット電圧は、0―プラスマイナス20mV。動作温度範囲マイナス25度―プラス75度C。特許25件出願中。

ITS関係など  同社では、このセンサーの用途として、ITS関係(ナビゲーションシステム、運行管理など)、医療・健康機器・運動技能測定、電子ペット・ロボット、携帯端末の落下検出、ゲーム機器の入力デバイス、セキュリティシステム、タイヤ評価システムなどを想定しているという。


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