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1チップシリコンチューナー 
伊仏合弁の有力半導体メーカーＳＴマイクロエレクトロニクスは、シングルチップ・シリコンチューナーの新製品「ＳＴＢ６０００」をこのほど発表した。 デジタル衛星放送やウェブ経由で送受信されるメディアの受信用ＳＴＢ（セットトップボックス）向けとして出荷される同製品は、従来の複雑なディスクリート部品チューナーに単体で取って代わり、採用部品の数を減らすとともにプリント基板設計をシンプル化することでＳＴＢ生産コスト低減に貢献する。 ＲＦプロセシング回路が同チップ上に統合されているため、同回路を付加する必要性や技術力も必要ない。 「ＳＴＢ６０００」はＳＴＢ内でスタンドアローンとして機能可能なほか、衛星テレビアプリケーションで採用実績の高いＳＴマイクロのデモジュレーター「ＳＴＶ０２９９」とともに、チップセットとしても作動する。 同社のＳＴＢ部門衛星／地上波ビジネスユニット担当ゼネラルマネジャーのアルマンド・カルタビアーノ氏は「ＳＴＢ６０００とＳＴＶ０２９９の併用を提案することで、当社の既存のＭＰＥＧデコーダー製品ラインアップを拡充できる。この戦略を通して衛星放送用ＳＴＢ向け製品市場での、一層のシェアアップを図りたい」とコメントしている。 「ＳＴＢ６０００」の量産時の単価は2ドルで、すでに出荷に入っている。 |
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