040519_05
光出力250ミリWの赤色半導体レーザー量産。 
三菱電機は、業界最高レベルの光出力250ｍＷを実現した16倍速記録型ＤＶＤ装置用赤色高出力半導体レーザー「ＭＬ１ＸＸ２５シリーズ」を開発、今月末から量産を開始する。同社は、3月末に赤色高出力半導体レーザー全体で月500万個体制を構築しているが、16倍速記録型ＤＶＤ装置の立ち上がり状況により、さらなる増産も検討する。 記録型ＤＶＤ装置は大容量の情報を短時間で記録するために記録速度の向上が進められており、2004年中には16倍速に対応した記録型ＤＶＤ装置の製品化が予定されている。 新製品は、独自の端面窓構造の採用とリッジ導波路の加工精度により素子ごとにおけるキンク特性のバラツキを改善し、250ｍＷの安定した光出力を実現した。 また、16倍速記録時には、レーザードライバーなど周辺回路の発熱でレーザー動作時の環境温度上昇が問題となるが、このレーザーは75度Ｃまでの高温動作を保証しており、ＤＶＤ装置や光ピックアップモジュールの小型化などによる高密度実装に対しても熱設計が容易になる。 さらにこの半導体レーザーは、ＤＶＤ±Ｒ／±ＲＷ、ＤＶＤ―ＲＡＭ装置など、すべての記録型ＤＶＤ装置に適合する。 |
|||||||||||||