電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
5月19日040519_07 日本TI 半導体モジュール 機能モジュール他 ネットワーキング用

プラグインパワーモジュール



 日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は18日、POE(パワーオーバーイーサネット)用に業界初のプラグイン・パワーモジュール「PTB48540」(41×38×8.5ミリメートル)および端末側の新コントローラーIC「TPS2375」を開発、提供を開始した。

同社ではPOEシステム向けに、供給側PSEマネージャー、端末側コントローラーICに加え、モジュールの提供を行うことで、市場拡大性の高いPOE開発の活性化を図る。 POEは、イーサネット上でデータの送受信ともに電源も供給できるというIEEE802.3af標準規格。同システムを採用すれば、端末側のIPフォンやワイヤレスアクセスポイント、POS端末などでACアダプターが要らなくなる。

「PTB48540」は、POEシステムに必要な機能をすべて搭載した、端末側のプラグインモジュール。最高10WのDC電源を供給し、開発期間を大幅に短縮する。モジュール内部にコントローラIC、EMI(電磁干渉)/入力過渡電圧フィルター回路、データ信号、ブリッジ・ネットワークを搭載。

新コントローラーIC「TPS2375」は端末側と供給側のインターフェイスとして動作、端末側の情報を供給側にリモートし、効率的な電源供給を管理する。昨年発表した「TPS3270」に次ぐ第2弾で、新たに耐圧100Vに対応し、内蔵FETオン抵抗を0.58Ωに低減、システムの省電力化を提供。消費電流は最大450μA。また、抵抗1個で突入電流の設定を変更できる機能を追加、システム設定を柔軟にする。

システムレベルで15kVのESD(静電気耐圧)特性も備え、マイナス40度Cから85度Cに対応する。プロセスは、同社のBiCMOSプロセスLBC―SOIテクノロジを採用している。 「TPS2375」は8ピンSOICまたは8ピンTSSOPパッケージで供給、第1弾製品とピン互換で供給。「PTB48540」は13ピン、両面スルーホール、表面実装パッケージ。価格は、前者は1.25ドル(1000個受注時の単価)、後者は26ドル。


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