040624_02
ADSL用チップセット 
独半導体メーカーのインフィニオンはこのほど、中国の通信機器メーカー最大手ＺＴＥ社（中興通信）から、ＡＤＳＬ２およびＡＤＳＬ２プラス規格に準拠したチップセット「ＧＥＭＩＮＡＸ ＭＡＸ」および「ＶＩＮＥＴＩＣ」を受注した。中興通信は両チップセットを、自社のマルチサービス・アクセスネットワーク（ＭＳＡＮ）用ラインカード製品に搭載する。ＢＲＩＣｓ（ブリックス＝ブラジル、ロシア、インド、中国）（＝用語解説参照）と呼ばれる次代の大市場の一角を占める中国は、通信需要でも大いに期待されている。 インフィニオンの「ＧＥＭＩＮＡＸ ＭＡＸ」はＡＤＳＬ、ＡＤＳＬ２、ＡＤＳＬ２プラスと、国際標準として認可されている最新規格を含む三つの仕様に対応する。音声プロセッサー「ＶＩＮＥＴＩＣ」と統合し、統合音声および（ＡＤＳＬ２プラス）データ（ＩＶＤ）を実現するラインカード製品用のモジュラーハードウエア・プラットフォームとして機能する。 ＶｏＰ（ボイス・オーバー・パケット）機能もオプションとして付加可能で、事業者によるサービスの付加価値化に貢献する。 またインフィニオン独自の統合スプリッター技術の採用により、ＡＤＳＬおよびＰＯＴＳ（アナログ電話サービス）ラインカードの導入時にこれまで必要だった外部スプリッターや追加ケーブルが不要となり、ラインカード製品の製造コストやメンテナンスコストを低減できる。 |
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