電波プロダクトニュース



040630_02
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
6月30日040630_02 ニッタ 電子材料 電子材料

電波吸収体



 ニッタ(大阪市浪速区、古賀伸一社長)は、無線LANで最もよく使われている2.45Gヘルツ周波数帯の電波を吸収することで、通信品質の向上に貢献する薄膜電波吸収体の開発にこのほど成功した。

開発の薄膜電波吸収体は、電波を吸収して約15デシベル減衰させることにより、無線LAN電波が壁や天井、什器などに反射して発生するマルチパスを防止する。新開発品を組み込んだ内装用建材、床材、カーペットなどを使用すれば、これまでマルチパスによりもたらされていた通信速度の低下や電波漏洩のない、快適なオフィス環境を実現できる。

ニッタは、このほどの薄膜電波吸収体の開発に当たりエムデザイン(大阪市)と協力。電波吸収体の表面に高効率複合パターン素子を最適配列したパターン層と、薄い電波吸収層、背面の金属面層の3層構造とすることで、厚みがわずか3ミリで軽量の薄膜電波吸収体の開発に成功した。 新開発品はニッタクス(東京都中央区、新田宏行社長)から販売する。ニッタは現在、今年中の市場投入を目指し、薄膜電波吸収体と電波吸収体を組み込んだ合板パネルを開発中。


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