040707_03
クロックチップ 
伊仏合弁の大手半導体メーカーＳＴマイクロエレクトロニクスは、低消費電力が特徴のリアルタイムクロック（ＲＴＣ）チップの新製品3品種＝写真＝をこのほど発表した。カムコーダーをはじめとする民生機器や電子施錠に対応したドアなど、幅広いアプリケーション向けとしてサンプル出荷に入っている。 新製品「Ｍ４１Ｔ５０」「Ｍ４１Ｔ６０」「Ｍ４１Ｔ６２（６３、６４、６５）」は秒単位から西暦までの計時情報表示用の専用チップ。3.6Ｖから下は1.7Ｖまで（Ｍ４１Ｔ５０は1.7Ｖ）のバス動作電圧に対応しており、3.0Ｖで動作時の動作電流はわずか350マイクロＡと低いため、バッテリー稼働型のアプリケーションやハンドヘルド端末に適している。待機時の消費電流（動作電圧3.0Ｖの場合）も、650ｎＡと微小で、アプリケーション自体の省電力設計に大きく貢献する。3ミリ4方の小型設計も3品種の特徴の1つ。すべて、ピン鉛フリーの16ピンＱＦＮパッケージで提供する。このコンパクト設計が、小型化・薄型化・軽量化の進むデジタルカメラやカムコーダー、ＰＤＡやその他ハンドヘルド端末に適している。 量産出荷開始後の単価はＭ４１Ｔ５０が0.40ドル、Ｍ４１Ｔ６０が0.45ドル、Ｍ４１Ｔ６２シリーズが0.50ドル。 |
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