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透光性セラミックレンズ 
カシオ計算機はこのほど独自の光学技術を用い、世界で初めて透光性セラミックスを用いたレンズを開発した。 このレンズは、村田製作所が開発した透光性セラミックス「ルミセラ」を用いたもの。ルミセラは、光学ガラスと同等の透過率を持ち、光学ガラスの屈折率を大幅に上回る屈折率を備え、かつ強度にも優れている。 このため同社では薄型化を実現するレンズ素材として着目。短波長の光の透過率向上や透光性を低下させるポア（気泡）の除去など、デジタルカメラ用光学レンズに適するよう素材を改善するとともに、研磨材料・時間・圧力に工夫を凝らした研磨方法の確立や高屈折に対応したコーティングを行うことなどにより、極めて精度の高いセラミックレンズを開発した。 同社では、このレンズをズームレンズの中に組み込むことで、約20％減の薄型化が可能になるとしている。 |
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