電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
11月22日041122_02 NSジャパン 半導体集積回路 ドライバー・コントローラ 情報家電用

DC-DCコンバーター



 ナショナルセミコンダクタージャパンはこのほど、携帯電話向けに通話時間を90分延長し、消費電力を80%低減したDC―DCコンバーター「LM3200」を開発した、と発表した。年末までに搭載の携帯電話が市場に登場する見込み。

新製品は、RFパワーアンプの消費電力を最適化するDC/DCコンバーター。2.7V―5.5Vを0.8V―3.6Vの可変出力電圧に降圧する。携帯電話のマルチメディア化、多機能化に伴いRFパワーアンプは高速の送受信速度対応が求められているが、消費電力は増加し、携帯電話全体の消費電力の40―60%を占めるまでに拡大している。 今回、RFパワーアンプ専用の電源ICとして開発することで、最適な電圧を供給し消費電力の低減を目指した。従来の降圧型コンバーターとは異なり2Mヘルツという、高いスイッチング周波数を有する。これにより、2.2μHなどの小型外付け部品の使用が可能で、消費電力が減少できる。アプリケーション回路を実現するためには、外付けに2.2μHインダクター1個と10μF、4.7μFのセラミックコンデンサー2個のみで構成できる。

また、パワーアンプの所要電力に応じてDC/DCコンバーターの出力電圧をダイナミックに制御する、出力電圧設定アナログ入力端子を備える。バイアス動作によりパワーアンプのピーク使用時の所有電力をバッテリーからダイレクトに供給する。シャットダウンモードではバッテリー消費を0.1μAに抑えることができる。パッケージは、2.2×1.8ミリメートルの10ピン鉛フリーmicroSMDで提供される。価格は176円(1000個受注時の単価)。


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